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2016-08-24

バーチャルリアリティ(VR)で変わりつつある自動車の買い方

今年、注目されている技術、製品にバーチャルリアリティ(VR)があります。

バーチャルリアリティ(VR)は、仮想現実とも訳される。コンピューター上で作られた世界を実際に体験するような感覚がもてる技術のことです。

ヘッドマウントディスプレイと呼ばれるメガネのようなディスプレイをつけて、仮想現実の世界に入り、実際の世界のような感覚を持つことができます。

アメリカのベンチャー企業オキュラスや、サムスン電子が先行し、ヘッドセットやVR用コンテンツが発表されてきましたが、2016年秋、ソニーからバーチャルリアリティ「PlayStation VR(PS VR)」が発売されると発表され、すでに予約が殺到しています。

バーチャルリアリティに関する報道をご覧になった方は、ゲームについてのニュースが多かったので、VRというとゲームを連想するかもしれませんが、この技術はさまざまな分野に活用でき、そのひとつが、自動車販売の現場です。

VRでクルマを選ぶショールーム

自動車のショールームで、実際に試乗するかわりに、バーチャルリアリティ(VR)で試乗体験をするという自動車販売店があらわれはじめています。

自動車のショールームというと、行く前に見たいなと思っていたクルマがなく、代わりに違う色やグレード、オプションなどを見ることになるということを経験した方も多いと思いますが、

Audiのショールームの一部では、バーチャルリアリティにより、いつでも意中の色やグレードのクルマを見ることが可能になるように整備しつつあるとのことです。

それだけでなく、内装や外観、オプションの組み合わせも、その場で自由に選んで、気に入らなければ交換することもできます。

AudiのVRの様子

このような、特殊な環境での試乗も経験できます。

また、別にショールームにこなくても、バーチャルリアリティの技術はどこでも利用できます。このことから、海外では、ボルボやレクサスは、家庭でも試乗体験ができるように、VR用のコンテンツを提供しています。

出典:
http://www.autoguide.com/auto-news/2016/04/how-virtual-reality-might-change-how-you-buy-a-car.html

ボルボのVRコンテンツ

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ショールーム試乗用車の提供を廃止するブランドも

アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズのラグジュアリーカーブランドであるキャデラックは、今後は小さなショールーム用への試乗車の提供は廃止し、代わりにバーチャルリアリティを設置すると発表しています。

キャデラックは、レクサスやBMW、Audiといったライバル車たちに苦戦を強いられていますが、販売促進のためにバーチャルリアリティを利用しようという計画です。

VRを利用することで、試乗車用のクルマを用意する必要がなくなるのでコスト削減になるとともに、より消費者に近いところに、試乗用車のないショールームを数多く出店できることになりますので、販売機会が増えると考えているとのことです。

これまでキャデラックの販売店は郊外にあり、自動車を見に行こうと考える顧客は、わざわざ遠出をしなくてはならないことが多かったのですが、こうすることで、市街地の中心部にも多く出店することができます。

出典:
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3627213/Would-buy-car-using-VIRTUAL-REALITY-Cadillac-abandon-traditional-showrooms-favour-VR-headsets.html

キャデラックを試乗体験できるVR

日本の自動車販売店では、まだバーチャルリアリティ(VR)が利用されているとは聞きませんが、海外で成功事例が増えるようであれば、試乗用のクルマのない、バーチャルリアリティだけのショールームが出てくるかもしれませんね。

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