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2016-08-10

次はヒラリー?トランプ?アメリカ大統領候補たちの愛車に関する物語

オバマ大統領の後任となる米大統領選挙は2016年11月8日が投票日です。あと3か月ほどとなりました。

アメリカ大統領は世界の政治、経済に大きな影響を与え、もちろん自動車業界にも影響します。

共和党候補はドナルド・トランプ氏、民主党候補はヒラリー・クリントン氏となり、二人のうちいずれかが次のアメリカ大統領になることになりました。

この二人はどのような自動車に乗っていたのでしょうか?それぞれの候補者のクルマに関するエピソードをご紹介したいと思います。

どちらが勝つか❓
どちらが勝つか❓

ヒラリー・クリントン氏のクルマに関するエピソード

ヒラリー・クリントン氏。世界的にもっとも有名な政治家の一人でしょう。

ビル・クリントン元大統領の夫人で、従来のファーストレディとは違い、自らもホワイトハウスに入って重要な役割を果たしました。その後、アメリカの上院議員を経て、2008年の大統領選にも出馬しました。そのときはオバマ大統領に敗れています。

オバマ政権では、国務長官としてアメリカの外交を担い、今回は満を持して、民主党候補として選出されました。

そんなヒラリー・クリントン氏ですが、1996年以来、彼女は自動車の運転をしていない。とのことです。

20年間ハンドルを握っていないヒラリークリントン氏
20年間ハンドルを握っていないヒラリークリントン氏
出典 : www.npr.org

ご主人のビル・クリントン氏が大統領になって以来、彼女もまた、この20年間、ずっと公務についており多忙な日々でした。運転手のつくクルマに常にのっていたので、自ら運転することはなかったということです。

出典:http://www.npr.org/sections/itsallpolitics/2015/04/11/395302391/5-things-you-should-know-about-hillary-clinton

そんなヒラリークリントン氏の最後の愛車が、最近売りに出されたとのことです。彼女が最後にクルマを買ったのが1986年で、買った車は、ゼネラルモーターズのブランドのひとつ、オールズモビルの1984年製カトラスシエラです。

カトラスシエラは中型サイズの4ドアセダン。オールズモビルは2004年に消滅してしまいました。

オールズモビル・カトラスシエラ
オールズモビル・カトラスシエラ

ヒラリー・クリントン氏は、ファーストレディになるまでは、アメリカ・アーカンソー州の弁護士事務所で弁護士として働いており、この自動車で出勤し、その後ホワイトハウスでもこのクルマを運転していたとのことです。

その後、彼女はこのクルマをホワイトハウスのスタッフに2000ドルで譲ったとのことですが、譲り受けた人が、最近このクルマを売りに出しました。

譲り受けた人は自分の娘に運転させていたそうですが、何しろ40年以上前のクルマです。あちこちおかしくなっており、さらに外見も古めかしいので趣味に合わなくなったとの理由で売りに出したとのことです。

さて、このヒラリークリントン氏の愛車だったカトラスシエラですが、中古車会社の査定によるとクルマの価値だけなら8700ドル(約90万円)とのことです。ヒラリークリントン氏が乗っていたというプレミアは反映しておらず、いくらの値段がつくか注目されます。

出典:https://www.washingtonpost.com/news/morning-mix/wp/2016/04/13/if-you-want-to-buy-hillary-clintons-old-car-nows-your-chance/

ドナルドトランプ氏の愛車はどんなクルマ?

立候補当初から過激な発言を展開し、泡まつ候補扱いだったドナルド・トランプ氏。ところが並みいる共和党の有力政治家を破り、共和党候補として指名されました。

トランプタワーをはじめとして、ホテルやゴルフ場を経営するアメリカの不動産王ですが、実はビジネスでは何度も失敗し、そのつど復活してきたという人でもあります。

またテレビ番組の司会者としてもよく知られています。

トランプ氏の所有不動産、ニューヨークのトランプタワー
トランプ氏の所有不動産、ニューヨークのトランプタワー

さて、そのドナルド・トランプ氏の愛車をご紹介しましょう。
出典:http://www.cheatsheet.com/automobiles/5-of-donald-trumps-favorite-cars.html/?a=viewall

1.メルセデスベンツ・SLRマクラーレン(2003年モデル)

2005年にトランプ氏はこのクルマにのって、自らの所有する不動産、トランプタワーに乗り付けた様子が知られています。お値段は45万5千ドル(約4550万円)

メルセデスベンツ・SLRマクラーレン(2003年モデル)
メルセデスベンツ・SLRマクラーレン(2003年モデル)

2.ロールスロイス シルバークラウド、ファントム

ドナルド・トランプ氏はゴージャスなものが好きですが、ゴージャスなクルマといったらロールスロイスは外せないでしょう。

トランプ氏はロールスロイスのファンとして知られ、なかでも50年代のシルバークラウドがお気に入りだそうです。

ロールスロイス シルバークラウド(1950年代)
ロールスロイス シルバークラウド(1950年代)

また、最近はロールスロイス・ファントムも気に入っているとか。ファントムは最低価格が50万ドル(約5000万円)で、オーナーが好きなようにカスタマイズできます。

ロールスロイス ファントム
ロールスロイス ファントム

3 ランボルギーニ ディアブロ

ドナルド・トランプ氏は青のランボルギーニディアブロを所有しています。ドアには自分の名前が入っているそうです。

ランボルギーニ ディアブロ
ランボルギーニ ディアブロ

両候補の自動車に関する政策

最後にヒラリー・クリントン氏、ドナルド・トランプ氏が大統領になったら、自動車業界はどうなるかを占ってみましょう。

ドナルド・トランプ氏は、現在のオバマ政権がすすめる自由貿易政策やTPPについて非常に批判的で、日本との自動車貿易について非常に厳しいスタンスであることは知られています。

アメリカでは日本メーカーの自動車がたくさん走っているのに、アメリカの自動車は日本ではほとんど走っていないではないか。と批判しています。

オバマ政権との間で合意されたTPPは、日本からアメリカに輸出される自動車本体については25年間かけて関税が撤廃され、自動車部品については即時撤廃という内容で、日本の自動車業界にとって有利な内容と言われていますが、ドナルド・トランプ氏は、大統領に就任したら、TPP合意は破棄すると述べています。

時代錯誤的に聞こえますが、こうした主張がアメリカの製造業で働く人々から一定の支持を得ており、トランプ氏を共和党の大統領候補にまで押し上げましたので、トランプ氏が大統領になったら、アメリカとの貿易関係、特に自動車や自動車部品の輸出について大きな悪影響があるという懸念があります。

こんな時代もありました。
こんな時代もありました。
出典 : reason.com

一方、ヒラリー・クリントン氏は同じ民主党のオバマ大統領の政策を基本的には引き継ぐとみられていますが、TPPには反対の立場です。トランプ氏、ヒラリー氏のいずれが大統領になっても、通商政策、ひいては自動車の輸出については大きな影響がありそうだと予測されています。

彼女の政策でもうひとつ自動車業界に影響しそうな政策は、環境政策です。ヒラリー・クリントン氏は地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を80%削減すると打ち出しており、その手段として自動車の燃費改善を打ち出しています。

ヒラリー・クリントン氏が大統領に就任し、環境規制が厳しくなるようなことがあれば、電気自動車や燃料電池車の普及がすすみ、環境技術の開発競争が激化しそうですね。

ヒラリー・クリントン氏が勝てばアメリカ初の女性大統領、ドナルド・トランプ氏が勝てば政治経験のない実業家が大統領になるという、いずれにせよ、異色の大統領が誕生します。

両者の支持率はほぼ互角ということですが、今後3か月間、アメリカ大統領選の行方について目が離せなそうです。

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