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2016-09-26

カメラと同じ?クルマもミラーレスが主流になるか

カメラに詳しい人でなくてもミラーレス一眼カメラという製品は聞いたことがあるでしょう。

一眼レフカメラには、内部に反射ミラーがあり、そこに映った被写体を光学ファインダーを通して見て撮影します。レフというのは反射という意味です。一方、ミラーレスカメラには、この反射ミラーが内部にありません。被写体をデジタルデータ化したものを、電子ファインダーを通して見て撮影します。

ミラーレスカメラはデジタルデータ化された被写体を見るので、一眼レフカメラと比べると、デジタルデータ化にかかる時間の分、「瞬間」をとらえるということができずワンテンポ遅れます。とはいえ、最近は性能も上がっていますので、一眼レフカメラとそん色ない写真が撮れるようになってきています。

ミラーレスカメラは内部の鏡がないぶん軽くすることができ、持ち運びが便利なため、今後一眼レフカメラよりもミラーレスが主流になるのではないか。という人もいます。

カメラいろいろ
カメラいろいろ

さて、ミラーレスになるトレンドはカメラだけではなく、クルマにも波及してきました。

2016年6月に、日本が世界ではじめてミラーレスのクルマの公道での走行を合法化したのです。バックミラーやサイドミラーの代わりに同様の機能のあるモニターやカメラを備えた自動車であれば公道の走行が認められました。

実は最初にミラーレスカーを発表したのは、アメリカのテスラモーターズで、2012年にコンセプトカーとして発表したのですが、そのおひざ元のアメリカではミラーレスカーは認められていません。

世界に先んじて、日本が解禁したというわけです。

テスラモーターズのモデルX。ミラーレスカー
テスラモーターズのモデルX。ミラーレスカー
出典 : inhabitat.com

カメラではミラーレスですと、軽くなるので持ち運びがラクというメリットがあるのですが、クルマがミラーレスになるとそのメリットは何でしょうか。

サイドミラーは後方を確認するのに必要ですが、何かにぶつかってしまうと割れてしまうということがありますし、ないほうがクルマの外見もすっきりします。

これまでは交通安全上の理由からミラーレスカーは認められませんでしたが、カメラやモニターの性能があがったことから、2015年の自動車規制の国際的調和に関する国連のフォーラムでカメラやモニターをミラーの代わりにすることを可能とする。という決定を受けて、日本がはじめて規制緩和をしたということです。

これをビジネスチャンスととらえて、自動車部品メーカーの中にはミラーレスシステムの販売をはじめたり、ボッシュはすでにビデオディスプレイシステムの販売を開始しています。

ミラーレスには安全上のメリットも多くあり、鏡よりもはっきりとした、より明るい視界を運転者に提供できる。自動車のどこにでも設置できる。といったことです。

軽量化にもつながりますので、燃費の向上にもつながります。

日本につづき、今年、EUもミラーレスカーを認めるとみられていますし、2018年にはアメリカ、そして中国も数年内にミラーレスカーを解禁するだろうと業界関係者は予測しています。

真っ先にミラーレスカーを解禁したのが日本ですから、これからどんどんミラーレスカーが登場するかもしれませんね。

http://www.autoblog.com/2016/08/06/japan-approves-mirrorless-cars/

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