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2016-08-19

フォルクスワーゲンのキーレスエントリー。ハッキングでロックの解除が可能。1億台に危険性

鍵穴に鍵を差し込んで開閉するのではなく、クルマから離れたところからボタン一つでドアを開け閉めできるキーレスエントリー。最近ではほぼ標準装備になってきています。

ドアの開け閉めは簡単ですし、手もとに大きな荷物をかかえているようなときにはとても便利です。日本車はもちろん、輸入車にも多く装備されています。

ところが、研究者たちの発表によると、フォルクスワーゲンの自動車のキーレスエントリーシステムは、ハッカーによるハッキングが可能で、盗まれる可能性がある。とのことです。

あなたのクルマは大丈夫?
あなたのクルマは大丈夫?

フォルクスワーゲンのキーレスエントリーの仕組みの脆弱性を指摘したのは、イギリスのバーミンガム大学とドイツのリサーチ会社の研究者たちです。

彼らは、技術に詳しい自動車泥棒の手にかかれば、使用者がキーレスエントリーを使っているときに、2種類の電波信号をキャッチし、そこから認証情報を複製することができてしまうということを指摘しています。

このキーレスエントリーのシステムはフォルクスワーゲンだけでなく、アウディ、ベントレー、スコーダのようなフォルクスワーゲングループの自動車にも搭載されており、1995年以降に製造されたクルマは、危険性があるとのことです。

キーレスエントリーの認証コードを盗み出すために必要な装置は、ポケットに入るほどのわずか40ドル程度で手に入る電波装置です。こうした装置やPCに取り付けた装置で、自動車泥棒は、認証コードを盗み出すのに十分なキーレスエントリーの電波を受信できます。しかも9メートルほど離れたところから電波を盗み出すことができます。

もちろん、この種の電波から情報を盗み出す技術は新しいものではなく、自動車メーカーもより安全にするように技術を進化させてきました。しかし、それでも、認証情報が盗み出される危険性は残ったままだと研究者は指摘しています。

研究者たちはフォルクスワーゲン社の内部に入って調査し、キーレスエントリーに使われる暗号技術は、同社のほとんどすべてのクルマに搭載されていることがわかりました。

今回の調査を行った研究者によると、過去20年間販売された1億台以上のクルマに搭載されているキーレスエントリーの暗号キーは、わずか4種類の系統のものだとのことです。

そしてこのようなハッキングができなくなっている車種は、フォルクスワーゲンゴルフの最新モデルのみとのことです。

また、このハッキングは、フォルクスワーゲンに限らず、フォード、ルノーなど他の自動車メーカーのクルマにも起こりうると指摘しています。

こうしてみると、なるべくキーレスエントリーは使わず、また、高価なものはクルマの中に置かない。といった自衛手段をとらなくてはなりませんね。

http://www.thedrive.com/news/4801/100-million-volkswagen-cars-threatened-by-wireless-key-hack

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