非常にユニークなハイテク装備を備えた高級車4選
高級車はデザインやインテリアのすばらしさだけがセールスポイントではありません。
しばしば、各自動車メーカーが最新の技術をプロモーションするために、特徴的な機器を搭載して売り材料にすることもあります。
最初に高級車だけに最新技術を備えた機器を搭載して顧客の反応を見て、評判がよければ、より価格の安い車にも順次搭載していくという手法が取られることが多いです。
それでは、現在発売されている自動車で、そのようなハイテク機器を備えた高級車をご紹介していきます。
ホンダ・アキュラTL(2012年モデル)
この車が備えているハイテク機器は、GPSにより位置情報を把握し、自動的に車内の温度を調整する機器です。
自動車と太陽との位置関係を把握し、それに応じて、最適な車内温度になるように調整します。
セットアップの様子
ボルボS80(2011年モデル)
このS80に実装しているハイテク機器は、心臓鼓動を把握するセンサー付きのパーソナルカーコミュニケーター(PCC)です。
PCCは、ボルボのキーレスエントリーに使う機器ですが、さらに他社のそれと違う特徴として、離れたところから自動車のロックやアラームの状況が把握できる機能を備えています。
これだけでも便利ですが、S80のPCCには、心臓鼓動を把握するセンサーも備えています。
この機能が付加された背景には、ボルボが実施した自動車オーナーたちの心配に関する調査があります。ボルボの調査によると、自動車のオーナーたちが最近心配していることは、誰もいない駐車場やガレージで、誘拐されたり、突然襲われたりすることです。
そこで、ボルボは、心臓鼓動を把握するセンサーをS80につけました。これにより、車内に人が隠れていないかを把握でき、もしも所有者の心当たりのない人が車内にひそんでいても、PCCで車に乗る前に把握することができます。
メルセデスベンツSクラス(2012年)
メルセデスベンツSクラスが備えているのは、運転者に注意を喚起する仕組み(アテンションアシスト)です。
模範的なドライバーでさえ、長期間の運転では、集中力が途切れます。特に夜間の高速道路の運転では非常に危険です。
そこで、メルセデスベンツSクラスが搭載した機器は、運転手が眠気を持っていないか、集中力を切らしていないかどうかを検知し、注意喚起を促す機器です。
アテンションアシストの動画
レクサスLS(2012年)
レクサスLSが備えているのは、先進的駐車支援システムです。
縦列駐車は難しいと感じる人も多く、特に車体の長いセダンでそう感じる人は多いですが、LSは縦列駐車を支援するシステムがあります。
この駐車支援システムは、ハンドル操作まで支援してくれますので、運転手が行うことはブレーキを調整するだけです。
これまでご紹介してきたハイテク装備は、すぐに普及していき、やがてはありふれたものとなっていきます。最近は特にそのペースが速いですね。
電気自動車が当たり前になり、自動運転の車も珍しくなくなる時代も、すぐそこまで来ていますが、今後もどのようなハイテク機器が装備されていくのか、非常に楽しみです。
出典:http://www.autobytel.com/luxury-cars/car-buying-guides/8-luxury-cars-that-offer-intriguing-high-tech-features-104359/