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2016-09-01

標準装備になりつつある自動緊急ブレーキ。その性能は日本車も輸入車も同じなの?

自動運転車が登場してきている昨今、そのひとつ前の技術である自動緊急ブレーキはかなり普及しており、搭載している車も珍しくなくなりました。

そして2022年にはすべての自動車に標準搭載されるのではないか。と予測されています。

ところでこの自動緊急ブレーキ、万一の場合にしか機能が発揮されないものですし、馬力や燃費といった客観的な指標もありませんのでmなかなかその性能について試したり、比較したりすることは簡単ではありません。

日本車も輸入車も、緊急安全ブレーキの性能は同じなのでしょうか?

ボルボの自動緊急ブレーキ

アメリカ自動車協会(AAA)は、日本車、欧米自動車会社5社の5車種の2016年モデルについて、自動緊急ブレーキの性能テストを行いました。

性能テストの対象にしたのは、スバルレガシイ、ホンダシビック、フォルクスワーゲンパサート、ボルボXC90、そしてリンカーンMKXです。

スバル レガシィ B4 2.0RSKリミテッドⅡ 4WD
スバル レガシィ B4 2.0RSKリミテッドⅡ 4WD

自動緊急ブレーキといっても定義は自動車会社によって定義はさまざまで、停止して衝突を避けようとする仕組みのブレーキもあれば、完全には停止しないが、速度を落とすことで衝突時の被害を和らげるためのものもあります。

AAAは、スバルレガシイ、ボルボXC90、そしてリンカーンMKXについては、停止して衝突を避ける機能のあるブレーキであり、ホンダシビック、フォルクスワーゲンパサートについては速度を落とすだけの自動ブレーキとしています。

衝突回避のためのブレーキと速度を落とすためだけのブレーキの性能の違いは明らかで、前者は後者の2倍の速さで自動車のスピードが落ち、そしてより効果的に衝突を回避できます。しかし、まったくミスがないかというとそうではありません。

このテストでは、時速30マイル(約48km)で行われましたが、衝突回避のブレーキの衝突回避の成功率は60%、そして速度を落とすだけのブレーキの成功率は33%でした。

さらに、実験では自動車メーカーが想定する環境以外の状況でも行われ、時速45マイル(約72km)という速度でも自動緊急ブレーキが機能するかを試されました。

その結果、衝突回避機能のブレーキは72%の成功率でしたが、速度を落とすだけのブレーキの成功率は9%でした。

安全性能として自動緊急ブレーキを備えていることを売りにしている自動車は日本車、輸入車ともに増えましたが、このように、各社によって性能が異なること、そして、その性能も完璧ではないことを頭に入れて、車選びはしたいものですね。

出典:http://www.autoblog.com/2016/08/24/automatic-braking-safety-system-effectiveness-study/

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