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2016-09-10

燃料電池車の普及のカギはラジコンにあり?トヨタのユニークな取り組み

世界的に見ると、次代の自動車の動力源はガソリンから電気にシフトしていっているように見えます。

アメリカではテスラモーターズ、ヨーロッパではBMW、フォルクスワーゲン、メルセデスと有力自動車メーカーがこぞって電気自動車の開発を推進し、今後のモーターショーで続々と発表していくと報道されています。

一方、日本ではハイブリッドカーが優勢で、電気自動車の普及はそれほどすすんでいませんし、トヨタは電気自動車には航続距離に問題があるとして、次代の自動車は燃料電池車だとして開発・普及を推進していくかまえです。

ところが、燃料電池車のエネルギー源である水素は、ステーションの建設が非常に高額で、世界的には普及することについて疑問視されています。

こうしたことを受けてか、トヨタは燃料電池車を普及させるためのユニークな取り組みをはじめるとのことです。

アメリカの教育関係の企業と組んで、アメリカの高校生に燃料電池で走るラジコンカーを作る方法を教える教育プログラムを提供し、そのレースも行うとのことです。

燃料電池のラジコンカー

この企画は、Hydrogen Horizon Automobile Challengeという名称で、ロサンゼルスとカリフォルニアオレンジ郡のそれぞれ10の高校で行われます。

これにより、高校生たちに水素で動く燃料電池の仕組みを理解してもらうという内容です。

また、高校生たちによってつくられる燃料電池のラジコンカーのレースは、来年3月に開催される予定です。

トヨタは、初の燃料電池車の量産車、ミライを発表し、日本とアメリカでの販売を予定していますが、将来の顧客となるであろう高校生たちに先に親しんでもらおうというねらいでしょうね。

また、ロサンゼルスのあるカリフォルニア州は、アメリカでも最大の自動車市場のひとつであるとともに、非常に環境規制が厳しいことでも有名な州です。電気自動車や燃料電池車を普及させるために、最重要の州と考えられています。

小さい子供や学生に商品に親しんでもらい、将来の顧客になってもらうという手法はよく見られるマーケティングの手法ですが、なかなか面白い企画と思います。

日本でもやらないのでしょうか。

出典:http://www.autoblog.com/2016/08/26/toyota-fuel-cell-rc-race-cars-high-school-report/

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