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2016-10-18

車もクラウドの時代へ。日産・ルノーとマイクロソフトが「コネクテッドカー」で提携

意識していなくてもほとんどの人が利用しているのがクラウドコンピューティング。

インターネット上にあるソフトウェアやストレージを利用することです。一番わかりやすいのがメールでしょうか。

昔はパソコンにインストールされていたメールソフトを使うのが一般的だったのですが、今はGmailやヤフーメールのようなインターネットメールを使う人のほうがほとんどでしょう。

マイクロソフトの自動車用クラウドサービス
マイクロソフトの自動車用クラウドサービス
出典 : thestack.com

クラウドコンピューティングを利用する際の端末といえば、PC、スマホ、タブレットですが、これからはそれに自動車が加わることになるでしょう。自動車のクラウド化について、マイクロソフトと日産・ルノーが提携しました。

マイクロソフトは、自動車用のクラウドサービスのインフラAZUREを整備し、例えば、運転手に最適なルートを提案したり、ガソリン消費量の予測値を提供したり、さらにクルマに乗っていなくても、クルマの状態を確認できるようになるとのことです。

日産・ルノーでは、このマイクロソフトAZUREを搭載したクルマを早ければ2018年までには市販化する計画とのことです。また、そのときには自動運転機能をそなえた10以上の車種を販売する予定とのことです。

世界各国の自動車メーカーは現在自動運転車の開発と自動車の一層のデジタル化に注力しており、IT企業を買収したり提携したりしていますが、日産・ルノー連合はマイクロソフトをパートナーにしたということです。

クラウドにつながる自動車への心配は❓

PCやスマホのように、自動車もインターネットにつながることが当たり前という時代になってくるとは思いますが、一方で心配な点もあります。

よく個人情報の流出が問題になりますが、同じことはネットにつながった自動車にも起こるからです。運転者がいつも走っているのはどのルートか、どんな人と一緒に乗っており、どんな情報をクルマの中で検索しているのか。

このようなデータがインターネット上に蓄積されていくことになります。もしこのような情報がハッキングされたら、簡単に誘拐やテロの対象になることになりますね。

そのため、日産・ルノーでは顧客向けの専用サービスを作って提供することにするとのことです。

どのようなサービスが生まれるのか。非常に興味がそそられますが、一方で、情報流出による危険性はPCやスマホの比ではなく、直接人命にもかかわることですから、そのあたりのことはしっかりと担保されたサービスを期待したいですね。

「自動車のつながる化(コネクテッドカー)」については、トヨタもKDDIと提携し、世界共通の通信プラットフォームを構築することを目指すとすることを2016年6月に発表しています。自動車とネットの融合はこれから急速に普及しそうです。

出典:http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-09-26/microsoft-agrees-to-plug-renault-nissan-cars-into-the-cloud
https://techcrunch.com/2016/09/26/microsoft-teams-up-with-renault-nissan-on-in-car-productivity-and-connectivity/

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