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2016-11-10

衝突テストから分かる、20年前と今の車の安全性能の違い

1993年に日本での生産が終わった7代目の日産「サニー」。みなさんはこの車がTsuru(ツル)という名称で、2016年現在もメキシコで販売されていることをご存知でしょうか?Tsuruは1984年の発売以降、25年以上(2016年時点)に渡ってメキシコ市場で販売されています。1984年に発売されてから累計240万台を売り上げるほどの人気車種です。

しかし、日産は2016年の10月26日にTsuruの生産を2017年5月までに終了すると発表しました。メーカーから、その理由に関する公式発表はないですが、Tsuruの安全性能が現代の自動車の安全性能とあまりに差がありすぎるという背景があるのではないでしょうか?

上の動画はIIHS(米国道路安全保険協会)がTsuruの安全性能を検証した動画です。日産「ティーダ」の北米仕様である2016年式のVersa(ヴァーサ)と、2015年式Tsuruとの衝突テストを行ったところ、Tsuruの安全性能に大きな問題があることが分かりました。

このテストでは、時速約128kmで走るVersaとTsuruを車体の半分が重なり合うように衝突させています。Tsuruの安全装備は発売開始時の20年前のものとほぼ同じで、現代では当たり前になっている、エアバック、ABSブレーキなどが備わっていません。そのため、運転者の頭や首に大きなダメージが加わっています。それに対し、Versaは、エアバックによって運転者の頭を保護しています。どちらが安全な車かは一目瞭然です。

車の安全性能は日々進化しています。最新の技術では、レーダーとカメラを駆使して衝突を避けるシステムなども開発されており、衝撃を吸収するだけではなく、衝突を避ける技術も発達しています。旧車には旧車の良さがありますが、こと「安全」という観点からは、最新の車を選ぶほうが良いのかもしれませんね。

出典
http://www.autoblog.com/2016/11/01/nissan-versa-tsuru-crash-test-video/
http://www.leftlanenews.com/nissan-tsuru-crumples-against-versa-in-crash-test-video-93210.html

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