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2016-11-16

ボルボ、中国製の高級セダンS90を欧米市場に輸出開始。次に世界市場を制覇するメイドインチャイナは自動車?

最近は落ち着いたようですが、ちょっと前に話題になったのが中国人の爆買いですね。中国の休日にあたる春節や国慶節になると、たくさんの中国人観光客が日本にやってきて、炊飯器や化粧品などを爆買いしていく様子はよく報道されました。

観光客が爆買いするのと同じように、ここ数年、中国企業は国外の企業を積極的に買収してきました。

目立つのが家電業界で、三洋はハイアールに、東芝の家電部門は美的集団に、中国本土ではありませんが、シャープが台湾の鴻海に買収されたのは記憶に新しいです。中国企業が買収の対象としたのは、日本の家電メーカーだけではなく、幅広い業種で欧米企業の買収も積極的に行っています。

自動車業界では、2010年にスウェーデンのボルボが、中国の自動車会社、浙江吉利控股集団に買収されています。

買収から6年、ボルボは高級セダンのフラッグシップモデルであるS90を、今後、欧米市場に輸出していくと発表しました。

ボルボS90
ボルボS90

これまでは、ボルボはフラッグシップの高級セダンS90はスウェーデンで製造し、世界に輸出してきましたが、今後は中国に製造ラインを移転し、中国から輸出するとのことです。

ボルボは2015年に中国で製造したスポーツセダンS60の欧米市場への輸出を開始し、中国製高級車を欧米市場に輸出する初の自動車メーカーとなりましたが、今回のS90の輸出は、それとあわせて一層の中国シフトを推進するものです。そしてスウェーデンでの生産は今後縮小していくと発表しました。

2010年の買収以来、効率的な自動車製造工場を、何もないところから中国に設立してきましたが、ついに欧米市場に輸出できる体制が整った。とのことです。

ボルボの中国製造拠点
ボルボの中国製造拠点

さて、話はかわりますが、アメリカ市場で人気があるテレビのブランドはどこでしょうか❓日本のソニー❓韓国のサムスンやLG❓

アメリカ最大のネットショッピングサイト、Amazon.comのテレビの売れ筋ランキング(2016年11月)は次のようになっています。1位から3位がTCLという中国メーカー、4位にソニー、5位がサムスンです。

たまたまではなく、ここ最近はTCLの他、ハイセンス(海信)、ハイアールといった中国の家電メーカー製のテレビがランキング上位に来ています。

アメリカのアマゾンでのテレビの売れ筋ランキング
アメリカのアマゾンでのテレビの売れ筋ランキング

テレビだけではなく、冷蔵庫や洗濯機といった家電、パソコンやスマートフォンといったものも中国製品がアメリカの市場では人気となっています。

一方で、アメリカの自動車市場では日本勢や韓国のヒュンダイ、起亜自動車といったところは市場シェアが高いですが、中国製の自動車はほとんど販売されていません。

しかし、衣料品や家電、エレクトロニクスといった産業についてはメイドインチャイナが日本企業から市場を奪っていったように、ボルボの輸出開始をきっかけに、自動車についても日本勢を脅かす存在になっていくのではないでしょうか❓

出典:http://www.autonews.com/article/20161101/COPY01/311019830/volvo-will-export-s90-flagship-to-europe-u-s-from-china

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