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2016-11-08

ガソリン車の代わりに電気自動車が普及すれば医療費はこれだけ削減できる。米国での試算。

日本では目立ちませんが、繰り返しお伝えしていますように、欧米では電気自動車の開発や発表が連日のように報道されています。

この背景には、アメリカやヨーロッパで環境規制の強化が予測されているからですが、なぜ、環境規制が強化されなければならないのでしょうか❓

ガソリン車の排出するCOxやNOxによる大気汚染がひどくて自然を破壊する、温暖化ガスにより海面水位が上昇し、現状のペースですと、国土が水面下に沈んでしまう国が出現する。。。

排気ガスでどれだけ地球は汚染されているか❓
排気ガスでどれだけ地球は汚染されているか❓

そういった環境保護の観点もありますが、さらに切実な問題としては、排気ガスによる健康被害の問題があります。

もしも、ガソリン車がなくなり、その代わりに電気自動車など排気ガスを出さないクルマが普及すれば、どれくらい健康被害が減り、医療費を削減できるのでしょうか❓

American Lung Association of California(米国肺協会)のカリフォルニア支部が試算を発表しています。

それによると、2015年にアメリカのカリフォルニア州とその他9州で、排気ガス関連の健康、環境についての被害金額は、370億ドル(約3兆7千億円)だったとのことです。この10州はアメリカの中でも厳しい環境規制をしいており、また、アメリカの人口の27%を占めます。

370億ドルのうち240億ドルが健康被害についての金額です。その内訳は、ぜんそくなど肺病を原因とした、2850人の新生児の死亡や、10万人以上の通院、それに伴う休職、休業のためにかかった金額です。

そして、もしも2050年までに、電気自動車や燃料電池車のような排気ガスを出さないクルマが普及したとすると、370億ドルから160億ドルまでこうした健康関連被害金額を減らすことができる。とも試算されました。

210億ドル(約2兆1千億円)もの経済効果があるという試算になります。

この試算では、カリフォルニア州含む10州で、全自動車のうち65%の自動車が電気自動車や燃料電池車といった排気ガスを出さないクルマになったと想定しています。また、この想定のもとでは、ぜんそくで死亡する新生児の数が87%も減少する。と試算されています。

また、環境保護に関する便益は、年間128億ドル(約1兆2800億円)になるとのことです。

増大する医療費が国家財政を圧迫しているということは、日本だけではなくアメリカ、他の先進国も同様ですが、これほど排気ガスによる健康関連の被害金額が減らせるということであれば、電気自動車の普及の大きな要因になるでしょう。

日本だけでなく、PM2.5(黄砂)被害の原因となっている中国でも排気ガスを出さないクルマが普及してほしいですね。

出典:http://www.thedrive.com/news/5723/electric-cars-could-save-america-tens-of-billions-a-year-in-health-care

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