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2016-11-09

FordとBlackBerryが自動運転のソフトウェア開発で業務提携

カナダのブラックベリー社は現地時間2016年10月31日、カナダのBlackBerry(ブラックベリー)が開発したOS「QNX」の利用拡大について、アメリカのFord(フォード)と業務提携したことを発表しました。詳細は明らかにされていませんが、自動運転車のソフトウェア開発で業務提携するとみられます。

BlackBerryとFordが業務提携
BlackBerryとFordが業務提携
出典 : blog.comfy.ua

BlackBerryは、「BlackBerry」というスマートフォンの製造と、ウェブサービスの提供を行っている企業です。2016年9月28日、BlackBerryは、携帯電話市場に対するBlackBerryのシェアが減少したことから、スマートフォンの製造から撤退することを発表。今後はソフトウェア開発に専念する意向を示しています。

今回の業務提携で、BlackBerryはFordのプロジェクトに、自社のエンジニアのチームを参加させることを発表。BlackBerryのスマートフォンは、高いセキュリティ技術があることで知られており、エンジニアのチームは自動運転の実用化に向けて大きな課題となる、ハッキングに対する対策を担うとみられています。

BlackBerryのスマホ
BlackBerryのスマホ

BlackBerryとFordが業務提携をするのはこれが初めてではありません。Fordは2015年、一部車両の運転席のモニターに「QNX」をOSとする車載情報システム「Sync 3」を採用しています。こちらは電話、空調、オーディオ、ナビなどの機能が搭載されており、モニターをほとんどスマートフォンのように使うことができます。

Sync 3
Sync 3

Fordは、2021年には完全自動運転のタクシーの実用化、2025年には完全自動運転の車の市販を目指しており、今回の業務提携は、自動運転の車を実現したいFordと、自動運転の車にスマートフォンの機能を追加した新しい車載情報システムの開発に着手しているBlackBerryの思惑が一致した形となりました。

今後、自動運転の車の開発が進むとともに、それを支えるシステムの開発も激しい競争となっていくことが予想されます。すでにAppleは、元BlackBerryのエンジニア20人以上を採用し、2016年の7月にはBlackBerry傘下の子会社「QNX」の元CEO、Dan Dodge氏を雇うなどの動きを見せており、自動運転のシステムの開発に取り組んでいるとの噂もあります。

完全自動運転の車はまだ市販されていませんが、一体どの会社のソフトウェアが一番最初に実用化されるのでしょうか?自動車メーカーだけでなく、ソフトウェアの開発会社の動向からも目が離せませんね。

出典:http://www.autoblog.com/2016/11/01/ford-blackberry-qnx-partnership-autonomous-cars/

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