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2016-11-14

愛車を自動運転に変える装置、コンマ・ワンのプロジェクトが中止に!

先日、Driversの記事で、愛車を自動運転に変える装置"Comma One(コンマ・ワン)"について取り上げ、こちらの装置が2016年内に発売予定であることをお伝えいたしました。
あなたの愛車を自動運転車に変える装置「コンマ・ワン」。お値段は約10万円。
しかし、この装置を開発したアメリカのベンチャー企業Comma ai(コンマ・エーアイ)が、現地時間の10月28日、Twitter上でComma Oneのプロジェクトを中止することを発表しました。

Comma One(コンマ・ワン)
Comma One(コンマ・ワン)

同社の社長であるGeorge Hotz氏は、”Comma Oneの先進運転支援システム(ADAS)は、 999ドル(約10万円)で、テスラの自動運転と変わらない運転性能を実現することができる”と主張していましたが、Comma Oneが市販されることはありませんでした。「10万円で、自分の車を自動運転にできる日が来るかもしれない、、、」と期待していた人にはとても残念なニュースですよね。

Comma Oneのプロジェクトが中止になるきっかけとなったのは、米運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)からComma aiに送られた文書です。その内容は、Comma Oneの安全性が保証されていないため、発売を延期するように求めたというものでした。

この手紙は10月27日付で送られたものでしたが、その翌日の28日にComma aiは、Comma Oneの発売を中止する意向をTwitter上で発表。George Hotz氏は、「規制当局や弁護士を相手にしているよりも、もっと素晴らしい技術を生み出すことに人生を費やしたい。Comma Oneには、それほどの価値がない」とツイートしました。

走行中のComma One(コンマ・ワン)
走行中のComma One(コンマ・ワン)

新しいソフトウェアの概要が発表されたものの、製品がまだ構想段階であり、完成していないということはよくあることです。しかし、Comma Oneは、すでに半自動運転を実現するシステムとして充分な機能を備えていました。

Comma Oneは5.5インチのスクリーンに内蔵されたレーダーと、車の後方に取り付けられたカメラの映像によって車の走りを制御しています。車線をはみ出すことを防ぐ、車線逸脱防止支援システム(LKAS)は実用化されているものと比べてもレベルが高いものでした。自動運転で車が制御できなくなった場合は、警告音が鳴るというComma One独自のシステムも組み込まれており、実用化ができた可能性は大いにあります。

車が制御できなくなった場合は、警告音が鳴る機能を搭載。
車が制御できなくなった場合は、警告音が鳴る機能を搭載。

NHTSAの発売の延期を求められた文書を受け取ってから一日で開発を中止してしまうというのは、もったいないですね。

完全自動運転のシステムに関する最新の技術は、連日ニュースに取り上げられています。しかし、その安全性能を証明するには、まだまだ時間が掛かりそうですね。

出典
http://www.thedrive.com/tech/5772/the-cancelled-comma-one-would-have-embarrassed-the-car-industry
https://www.yahoo.com/news/cancelled-comma-one-embarrassed-car-181347417.html

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