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2017-01-20

世界最大級の展示会CES2017に出展された、注目すべき車の最新技術

毎年1月にネバダ州ラスベガスで開催されている、世界最大級の電子機器展示会、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。今年は現地時間の1月5日〜8日に開催されました。

先日、以下の記事でも紹介いたしましが、
世界最大級の見本市、ラスベガスのCES2017で発表されるトヨタのコンセプトカー「コンセプト・アイ」
CESにはトヨタやBMWなどの名だたる自動車メーカーが出展をしています。今回の記事では、Driversが注目した最新技術についてご紹介いたします。

自動運転をするAIを人間がサポート"SAM"

自動運転をするAIを人間がサポート
自動運転をするAIを人間がサポート"SAM"

自動運転の技術は日々進歩していますが、まだまだ完璧ではありません。例えば、事故などの不測の事態によって生じた障害物を避ける際に、AIが判断に迷うということがあります。

そのような不測の事態に備えて、日産は"SAM"というシステムを開発し、CESでプレゼンを行いました。こちらは不測の事態には人間がAIのオペレーションをするというものです。ネットワーク経由で正しいルートに誘導します。

不測の事態には人間がAIのオペレーションします。
不測の事態には人間がAIのオペレーションします。

SAMの開発には、自動運転車の分野で日産が業務提携している、NASAの「VERVE技術」が生かされています。これは惑星を探索するロボットをオペレーションするために開発された技術。この技術がAIに正しいルートを教えます。
問題の解決方法は同じ場所を走っている自動運転車にも共有されます。こうすることによってオペレーターが再び同じトラブルに対応することを防ぎます。2020年に無人運転を実現するとしている日産。Alを人間することで、より安全性能が高まりそうですね。

世界初のレベル3の自動運転を実現する!?"Audi A8"

2016年式のAudi A8
2016年式のAudi A8

アウディは2017年中の発売を目指して開発が進められている”Audi A8”の最新モデルにレベル3の自動運転技術が搭載されることを発表しました。もし、こちらが実現されれば、世界で初めてのレベル3を搭載した量販モデルとなります。

レベル3の自動運転技術は、加速、操舵などの操作をすべてシステムで行い、緊急時は運転手が運転するという段階です。

新型 Audi A8に搭載されるのは、「トラフィック ジャム パイロット」。アウディの公式サイト(日本版)によると、以下のようなものになるそうです。

”一定の条件を満たした場合、60 km/h 以下の渋滞時に、ドライバーが監視義務のない同一車線内の自動運転を行なう”
出典:http://www.audi.jp/piloted_driving/

現状では、高速道路での渋滞時など仕様場面が限られており、車線変更もできないようです。しかし、ついにレベル3の自動運転車が市販されるかと思うと、期待が高まりますね。

走行する「Q7」のコンセプトカー
走行する「Q7」のコンセプトカー

また、会場では自動運転車「Q7」のコンセプトカーが公開されました。来場者は無人車の後部座席に乗ることができ、車線のない道路、障害物があり迂回が必要な道路など、様々な場面に対応した走りを体感することができました。

今後、市街地でも自動運転が可能な自動運転車が市販されるといいですね。

自宅とクルマを合体させる"モビリティビジョン"

自宅とクルマを合体させる
自宅とクルマを合体させる"モビリティビジョン"

韓国の自動車メーカーのヒュンダイからは、それまでの車にはなかった斬新なコンセプトが発表されました。それは住空間と車を一体化させる"モビリティビジョン"というコンセプトです。

こちらは建物の壁と車の開口部がピッタリと合わさるように設計されており、駐車したときにそのまま建物の一部となります。ちょうど部屋が一部屋増えるような感覚です。隣の部屋でエアコンなどを使用すれば、こちらも温風、冷風を共有することができますし、災害時などに、車の電源を利用することもできます。これまで車は移動手段としての利用が主流でしたが、このコンセプトが実現すれば、もっと身近な存在になります。

"モビリティビジョン"に完全自動運転の技術が備われば、部屋の中でごろごろしながら移動したり、普段利用している部屋で仕事をしながら移動することもできますよね。

完全自動運転ももう実現可能になりつつありますね。自動車の新たな可能性を感じさせてくれたCES2017でした。

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