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2016-07-27

ドローンと自動運転自動車の幸せな関係

普及期に入っているドローン。危険な場所や鉱山など、人間が入れない場所での利用や、一部地域では実験的に配送手段として使われるといった産業用の用途で使われることが多いのですが、最近は、1万円前後でネットでも購入できるということから、個人で購入してラジコン代わりに遊んでいる人もいます。

さて、このドローンですが、最近の自動車の注目技術である自動運転自動車と組み合わせると、非常に相性がいいのです。

ドローンと自動運転自動車の幸せな関係とは何でしょうか?

ドローンと自動運転自動車の相性のよさとは?
ドローンと自動運転自動車の相性のよさとは?

自動車の自動運転技術は、先日ご紹介した日産自動車のセレナにも搭載されているように、高度なセンサーによって実現しています。

自動運転自動車に搭載されたセンサーは周囲の状況を感知し、それによって、エンジンやブレーキ、ステアリングを制御し、自動運転を実現しているのですが、現在の技術ではこのセンサーが捕捉できる距離に制限があります。

ところが、これにドローンが組み合わさると、センサーが感知できる距離に制限がなくなるということになります。ドローンには通常カメラが搭載されておりますが、自動車の行く方向に先回りして周囲の状況を撮影し、その情報を自動運転自動車に伝えるということができるというわけです。

例えば、自動運転で順調に走行中の道路の100メートル先には、橋のかかっていない川があり、自動車に搭載されたセンサーがその川を感知したときにはすでに遅い。といった事態も防げるということになります。

このドローンと自動運転自動車のペアリング技術に注力しているのがアメリカの自動車メーカーのフォードで、アメリカの特許庁に関係技術に関する特許を申請しています。

フォードが申請している特許は、ドローンを自動運転自動車の外部センサーとして利用する一連の技術に関するものです。自動運転自動車は自動車だけでなく、ドローンの飛行も制御するという内容で、さらに、自動車だけでなく、海上での利用も対象に入れています。

もともとは、フォードのピックアップトラックF-150の荷台をドローンの発着場所として利用し、危険な場所での調査に役立てるということを目的で開始しました。

フォードF-150とドローン
フォードF-150とドローン

その他にも、ルノーやUPSもドローンと乗用車のペアリング技術についての研究開発を進めていることが明らかになっています。

現在、期待がかかっているのが、モノの配達にドローンが使われることです。

アメリカのアマゾンやUPSは、輸送車にドローンと配達する荷物を積み込み、ドローンの飛行可能距離まで輸送車でモノを運び、そこからはドローンで配達する。という試みを行っています。

出典:http://www.pcmag.com/commentary/344411/why-drones-and-self-driving-cars-make-a-great-match

ドローンと自動車の関係については、走行機能と飛行の機能の両方を併せ持ったドローンが登場していますし

空飛ぶタクシーのプロトタイプもすでに発表されています。

自動車関係の技術は次々と発表されていますが、10年後くらいには空飛ぶタクシーでの移動ということが実現しているかもしれませんね。

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